【備忘録:ミリシタ THE@TER CHALLENGE!!】二階堂千鶴陣営の館の女主人役獲得に向けた活動記録【TC振り返り】

はじめに
2018年12月19日から2019年1月19日までの一カ月に亘るTHE@TER CHALLENGE!!(以下TC)本当にお疲れ様でした。本記事はいち二階堂千鶴担当Pである私の目線から見たTCでの二階堂千鶴陣営の動きをまとめた備忘録です。あくまで個人的な視点での軌跡と総評であり、けして二階堂千鶴陣営の総意ではないことははじめにお断りしておきます。また個人的な活動内容も多分に含まれます。
※本記事を書くためだけにはてぶデビューしたので色々拙いですが、そちらもご容赦頂ければ幸いです。

今回の勝因

まずこの記事を書いている1月21日現在、最終結果はまだ出ていません。投票締め切りの後運営による不正票等の除外を経て2月中旬に最終結果が発表されるわけですが、本稿では19日23時59分時点での得票数を基に二階堂千鶴が館の女主人役1位を獲得したという前提で話しを進めます。
※2019年2月16日追記 : 二階堂千鶴、無事見事館の女主人役を獲得することができました。改めて今回の投票に関わっていただいたすべての千鶴P、応援頂いたプロデューサー方に感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。

結論から言うと今回のTCにおける千鶴陣営の勝利は様々な要素が複合的に絡み合い、成し得た奇跡的な結果であると思っています。勿論、私自身負けるつもりも引くつもりなく千鶴さんの勝利を常に考えて投票開始前から色々なアクションを起こしましたが、それでも複数の偶発的な要素がなければ今回千鶴さんが勝利を収めることは難しかったと思います。

勝因①千鶴コンベのバズり-ミリシタお嬢様部誕生

千鶴陣営勝利を語る上で絶対に外せないのが、コンベンションセンター(以下CC)でしょう。TBにはなかったCCですが様々な陣営が議論を重ねたり特徴的な口調やアクションでTCの盛り上げに一役買いました。荒らしやなりすましへの対処の難しさ、利便性の悪さから賛否両論なCCでしたがイベント開始と同時に千鶴CCに投下された最初のコメントが以下の通り。

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CCに最初に投下されたコメント

この最初のコメントに端を発してかは定かではありませんが、千鶴CCでは自然とお嬢様言葉で会話をするという土壌が出来上がっていきました。そんな中Twitter上でとあるTweetが話題になりました。


ちなみにこの場面29日の一斉投票について真面目に議論をしている場面。
そんな中突如現れた「おブッパ」というワードがバズりました。千鶴さんなら絶対言わないであろう上品さと下品さが渾然一体となったこの単語は陣営問わず広く浸透しその後も千鶴CCでは数々の名(迷)言が生まれました。以下抜粋。

おブッパ(個人的MVP。初めに発言した人に紫綬褒章あげたい)
おハーブが生えますわ(草生えるのお嬢様変換)
恋心ブッパレード
ストロングおゼロ(ゼロの前におを付ける悪魔的発想)
野草令嬢(CC内での野草テイスティングの会話中に出たワード。野草テイスティングてなんだよ…)
館ちゃん絶対に全焼にしてあげるからね
この時間に食べるセブンのメンチカツすんげぇうめぇですわ

上記以外にも数え切れないほどの迷言、珍言が生まれ、投票終盤の佳境に受験生へのセンター試験対策を大真面目にアドバイスしていたり、はたまたガンダムジョジョテニミュ等オタク知識も凄まじくあらゆるネタを拾ってはそれにお嬢様言葉でレスをするというフェデラーも真っ青の返球のうまさも相まってCC内は日常会話が常に大喜利が発生しているような状況で、それがTwitter上でほぼ毎日話題にあがり、これが最終日の伊織とのデッドヒートを制する後押しになったことは間違いありません。
またCC内の会議においてもお嬢様言葉のおかげで流れが早くなりすぎず、議論がひりつくことも殆ど無かったことも思わぬ利点となりました。ですが一つ強調しておきたいのが今回の千鶴陣営の勝利はこのコンベのバズりがなければなかったことは間違いないのですが、コンベのバズりだけで勝てたかというとそれは絶対に違うということだけは声を大にして言っておきたいです。

勝因②外部SNSとCCの連携

今回のTCにおいて良くも悪くも話題になったDiscord(以下ディスコ)。ディスコとは元々はゲーマー向けチャットツールの一つで、CCやTwitter等に比べて圧倒的に議論を進めやすくグリマスCCが閉鎖したこともあって多くのP達が担当アイドルのディスコに所属しそこで議論を交わす様子が見られました。ただしチャットツールの有用性はあるにせよCCやTwitterに比べクローズドな環境も相まってその存在を知らない人も多く、ディスコで交わされた会議や議決内容を無理矢理通し破綻した陣営もありました。
千鶴ディスコでは当初よりディスコでの議論や内容はあくまで一意見に過ぎず、最後の議決は必ずCCで完結させるというプロセスを徹底しました。ただCCという場は連投できない・文字制限あり等、議論をするには頗る向いておらず、ある程度ディスコで意見出しをしてそれをコンベに提議し、それらをCC内全員で意見を出しあい決を採るというのが主流となりました。また議長も挙手性にし、特定人物によるCCの私物化を回避。それでも一回の会議が3.4時間かかることはザラでここに関してはもし次回投票イベントがあるときは運営側に大きく改善してほしいポイントです。

勝因③徹底的な状況分析

まずは一例として以下はTC応援アカウントに貼られた有志による会議内容の議事録です。


ディスコ内でその日の票数分析を詳細に行い、その情報を基にCCにて今千鶴陣営で何ができるか、何をすべきかを徹底的に話し合い分析した痕跡の一つです。全員が全員そうであるとは言えませんが、TBでの惨敗や1周年イベントの1000位ボーダーの低さ等から、千鶴担当Pの多くは千鶴さんの魅力を十全に理解していながらも、あえて言葉を選ばずに言うならば自陣営がいわゆる”弱小”であることを認識している人は少なくないと思います。(少なくとも私はそう認識しています)
内容については後述しますが、だからこそ今回女主人役を争うことになった伊織、朋花に弱小陣営が勝つための道筋を徹底して議論を重ねました。

勝因④風、吹いてきてる、確実に

千鶴Pにとって2018年下半期のミリシタ関連の動きはまさしく千鶴イヤーといって差し支えなかったと思います。10月21日の千鶴さん誕生日に端を発し、同日に開催されたミリシタ感謝祭の朗読劇ではまさかの主役という破格の厚遇。そして記念すべき最初のソロ曲恋心マスカレードの実装と3枚目のSSR追加…昨年とは比べ物にならない程千鶴さんにとって追い風が吹いていました。逆に言えばここで役を取れなければおそらく今後2度とこんなチャンスは巡ってこないぞという背水の陣で挑んだ千鶴担当Pは多かったと思います。またシャニマスのコミカライズもされているギミマス氏によるイラストをはじめ、沢山の方が魅力的なイラストやフライヤーを作ってくださりそれも話題になりました。


私から見た千鶴陣営の活動軌跡

長くなりましたが以上が前提知識で、ここからが千鶴陣営がどのように活動し、議論を重ね、一位を獲得するに至ったかを振りかえっていきたいと思います。
※繰り返しになりますが、あくまでも私個人の見解、視点の話であり一部記憶を頼りに書いている部分もあるので事実と食い違う記述もあるかもしれませんがご容赦ください。

役発表~投票開始(12/12~12/18)

告知直後

12/12のニコ生でTC配役が発表。まず自分の直感は館の女主人役でした。理由は自分の中の千鶴さんのイメージにピッタリと合致したこと。そして何よりいかにも怪しげな女主人という配役は今まで千鶴さんにとってありそうでなかった配役。妖艶な笑みを浮かべながらメイドを使役し怪しげで黒幕チックな千鶴さんを是非見てみたいと思ったし夜想令嬢のアレクサンドラ役で見せた演技力をここでも発揮して欲しいと純粋に思った。ディスコ内では恋心バスターブレードやメイド千鶴さんが見たい!オオカミで紅の餓狼も見たい!と様々意見が出ましたが館持ってるてセレブじゃん!という意見や大方の想像にマッチするということもありおおよその意見は女主人に纏まっていきました。

しかしTwitter等では館の女主人役以外にもう一つ役職が候補として挙がっていました。そう、「先生」役です。千鶴さんの成人要素や甲斐甲斐しさ、生徒を守る教師の鑑にせよ実は黒幕だったよにせよどちらでも美味しいし想像がしやすいし何より女教師役の千鶴さんが見たいという意見からこちらも候補の役どころとなりました。実際Twitterで行われた事前アンケートでは女主人と先生役の割合が7:3と結構な勢いで割れてました。その間に歌織陣営が先生役に、伊織陣営がほぼ女主人役に一本化。貴音や朋花、このみさんも次第に女主人へという声が大きくなっていきました。

ディスコ内ではTC会議の進めかたとして、全体に平等であること、先入観を持たないこと、まずは二階堂千鶴に似合う役・させたい役の意見をピックアップし各々が宣伝活動を行う、ディスコの意見はあくまでごく一部の意見であり役決めの意思決定はCC開放後ということは再三リマインドされてました。そうこうしているうちに投票日は近づき、外部サイトで再度アンケートが取られた所女主人役への投票が8割を超えおおよその千鶴陣営の投票先は女主人役へと絞られてきました。

おおよそ狙う配役が決まったら次は競合相手の分析が始まりました。12/13時点で既に最大競合になり得そうな相手は伊織でした。水瀬伊織といえば言わずと知れたASの中でも高い人気を誇り、00年代のツンデレシーンを牽引したといっても過言ではない伝説のアイドルで担当P達の団結力も非常に高く、役発表翌日には既に女主人役で意見がほぼほぼまとまりつつありました。もし千鶴さんが館の女主人役を目指すとなったときに立ちはだかる最大の壁と皆が認識し、中には伊織相手には勝てないから他の役に行こうという意見も出ました。しかし女主人にせよ先生役にせよどの役も苦戦は必至、それならば自分がどんな千鶴さんが見たいかに重きを置くべきではないかという意見からどのようにすれば伊織、貴音、朋花との勝負に勝てるか、宣伝タグはどうするかという論調にシフトしていきました。#NiceなVoteで千鶴さんを孤島に送ろう、#恋心スリルショックサスペンスなど色んなタグが生まれましたが、そんな中どなたかが呟いた「#二階堂千鶴をTopCelebに」というTCとかけたタグがバチっとはまり投票期間中一番多く使われたタグとなりました。

投票開始・コンベ開放後(12/19~12/28)

開始直後-2票での戦い

12/19の0時に投票開始、同時にコンベが開放。予想通り女主人枠では伊織がまずは先頭で走り出します。千鶴陣営は投票開始前にTwitterでの各人の宣伝等が女主人優勢ということもありCCでの配役に関する意見だしも自ずとしぼられ殆どの票は女主人に入る形となり伊織の後の2位につける形となりました。次いで朋花、貴音が位置付けるというTC終了時とほぼ同じ図式が既に開始直後から出来上がっていました。投票開始初日はデイリーミッションとログインボーナスによる2票が最大所持数であり浮動票も殆ど入らない純粋な担当P同士による殴り合いの構図となり、19日15時のガシャ更新までに伊織と千鶴の票差はおよそ150程に開いていました。

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出典:シアターデイズ非公式情報ポータルFantasiaより

この数字を「開幕直後に票を女主人に投入するアクティブプレイヤーの数」と見なした場合、伊織陣営と千鶴陣営との間で少なくとも80-100人もの絶対数の差があると想定しました。個人的にこの数字は「めちゃくちゃ頑張ればなんとか捲ることはできるギリギリの絶対数の違い」だと考えました。
理由としてTB最大のジャイアントキリングとなった志保美也ネコ争いでの、美也陣営38時間一斉投票開始時の票差がおよそ92000。この数字をベンチマークとした時TBよりも最大票数の多い今回なら10万票までは射程圏内と仮定した為です。
ですが意見がほぼ分かれていない伊織がこの絶対数の差で横綱相撲を展開すれば千鶴はそのまま押し切られてしまう。ならばいかに伊織との接戦に持ち込み、応援票を巻き込むかが勝負を分かつ一番重要な鍵であることは想像に難くありませんでした。
(それでもイベント最終日、100万票もの応援票を巻き込み千鶴、伊織が全アイドル総得票数で1.2フィニッシュを決めることになるとはこの時誰も予想してなかったと思う。)
イメージとしてはモバマスの第7回総選挙のウサミン陣営のように常に何かしらお祭り騒ぎを演出して楽しい雰囲気を醸し出そうという話もありました。
(この時誰かが言った”正しく頭おかしく”という言葉がわすれられない)

開始直後-101票での戦い

TBとの最大の違いがこの有償ガシャに付属する100票の投票券です。TBでの最大所持票数が390に対してこの時点で予想できたのが750枚前後(正確には765枚)。最悪トップ争いはTB100万票の首位争いとなった次女戦争の1.5-2倍の規模になるかもしれないと皆がうっすらと意識だけはしていました。
そして12時の事前予告の通り100票付き有償ガシャが追加された瞬間、戦況は一気に加速。絶対数の少なさをジュエルで補うというセレブ(?)戦法で伊織と一対一のデッドヒートが繰り広げらました。また、毎日の定時投票も始まり午後10時26分を「1000+26」チヅルの語呂合わせで、「#セレブの道も一歩から」が始まりこちらも最後まで続いていきました。その他では#わたしと千鶴さんや#私の女主人千鶴さんなど千鶴さんとの出会いを振り返るようなプチ企画も進行していました。

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12/19 19:45時点での票数差

一斉投票企画「女主人千鶴1000分クッキング」(12/29~12/30)

企画の趣旨

このデッドヒートと並行してCC内では一斉投票に関する話合いが始まっていました。一斉投票を行う意味合いは主に2点。
1.お祭り騒ぎを演出することによる自陣営の士気向上。
2.それに伴う応援票の獲得と対抗陣営の動きを促すゲームメイク。

千鶴陣営では上記2点をクリアするための最適な期間、タイミングを肉(29)の日にかけて12月29日AM10:26から30日AM03:06までの1000分(”千”鶴から)と位置付けました。題名は「女主人千鶴1000分クッキング」基本カウンター側が有利な一斉投票を伊織よりも先に29日に長時間一斉投票を企画した理由は主に3点。

1.時間の縛りを設けず長時間とすることで誰でも投票しやすい雰囲気の醸成。
2.29日はりるきゃんイベント報酬配布及びガシャ更新がある為、時間をまたいでの投票を促しやすく自然と長時間的に票を伸ばすことができる。
3.1000分というインパクトがすごい、強い。

会議中に25日の野村香菜子さんの誕生日にあわせてという意見も出たが、中の人推しは告知方法が限られる、19日のガシャ100票も使い切ったタイミングで補充もないためやる意義は薄いという理由から25日は各々がセレブを祝う会とし、29日案に一本化されました。

一斉投票開始前

一斉投票に関する会議が行われたのが21日。詳細等の議決が22日に行われいざ一斉投票に向けて告知ダイマ頑張るぞ!とはなったものの、その告知を受けてか伊織側の時速は加速。逆に票の溜め込みモードに入った千鶴陣営との票差がじわじわ開いていきました。このあたりから1時間毎の両陣営の票数を計測・分析し現状の把握とそれに伴う対策を練るという土壌ができていったように思えます。個人的にはCC、ディスコ内でも日々開いていく票差への不安の声に対していかに手元にある数字を基に現状を冷静に分析し、説得力をもって所見を説くかに腐心した覚えがあります。実際その時は自分自身も29日の一斉投票が成功する確信なんてなかったので自らを奮い立たせ鼓舞するという意味合いも無意識に含まれていたのかもしれません。一斉開始前に何か企画を打たなきゃいけないと皆が思い議論を何度か重ねるも中々有効的なプロモーションが出てこなかったのもこの時のどんよりとした雰囲気に拍車をかけていたかもしれません。

一斉投票開始後

12/29AM10:26。いよいよ第一回二階堂千鶴一斉投票企画「女主人千鶴1000分クッキング」が開催されました。まず開始5分で1万票以上が入り伊織を抜いて首位に。その後も平均時速7000以上をマークしながら最終的には114605票を獲得。あのストロングおゼロという単語もこの一斉投票中に生まれ多くの応援票を巻き込み結果的に伊織との差は85000票程広がりました。以下のグラフをみると最初の30分で伊織を抜き、勢いをつけそのままじわじわと票を伸ばし続ける推移となったことがわかります。「まるで一斉投票とは思えない不気味な推移」とも評され、個人的には思い描いたベストな結果になったとほっとした覚えがあります。

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出典:ミリシタアイドル投票TCランキングBotより

中盤戦(12/30~1/12)

伊織陣営の動き

12月29日、千鶴陣営一斉投票により順位が逆転。これを受けて伊織陣営では一斉投票について話し合いが行われ、1月5日の午前10時5分から午後10時5分まで、12時間の一斉投票「#デコデコ魅力ビーム0105」が行われることが決定。またこの時点で2回目の一斉投票候補日として1月15日が挙がっていました。加えてプチ企画として、元旦に「#初日のデコ」が行われることになります。結果として、初日のデコで差を1万程度詰めて、さらにその後の一斉で伊織が逆転します。千鶴陣営の想定では最悪千鶴32万票対伊織40万票で8万票差がつくことも覚悟していました。しかしそこまでの大差はつかず結果的に伊織一斉投票終了時点の票差は千鶴31.5万票対伊織33.3万票で17500票差にとどまりました。

千鶴陣営の動き

12月29日、千鶴陣営一斉投票により順位が逆転した後、1月1日の初日のデコが終わったあたりで伊織陣営で一斉投票が行われることを想定してカウンターについての議論が始まります。この時朋花陣営も1月3日に一斉投票が企画されていたので、その結果を受けていつカウンター一斉を撃つかが争点となりました。個人的にはこのあたりが期間中2番目に大変だった記憶があります。伊織の一斉でどれくらいの票差が出るかわからない想定の上での話合いだったため、すぐにカウンターを撃って一位に立ち応援票を巻き込みその後更なる一斉で突き放すか。もしくはTBの美也38時間一斉のように最後まで溜めて溜めてデカい花火一発での逆転劇を狙うかで議論が紛糾しました。最終的にはまずは小規模の一斉投票で首位に立つことによる時速アップを狙うという結論になりました。この時の私は最初、この先撃てる一斉はせいぜい一回、それならば最後まで耐えて大逆転を狙うべきという意見だったのですが、今冷静になって振りかえってみると”伊織との接戦に持ち込み、応援票を巻き込むかが勝負を分かつ一番重要な鍵である”とイベント初日に認識していたはずなのに真逆のことを提案していたんですよね…あの時は最終的に他の皆さんの意見に納得性を見出すことができて小規模一斉投票に賛成となったのですが、もしこの時少しでもボタンの掛け違いが起きていたらと思うとゾッとします。会議重要、まじ重要。

3日 会議日程告知
4日 基礎情報共有(イベントスケジュール、伊織一斉投票後に発生するであろう差の予測)
5日 一斉投票日時・内容決め
6日 一斉投票議決

このような感じで年が明けてもCCでは連日精力的に会議が行われていきました。

第二回一斉投票企画「ムーンゴールドタイム」(1/12)

日々の票が積まれる速度ではやはり絶対数の多い伊織の方が早く、少しずつながら差は開いていき1/12時点での票差は35000まで広がっていました。そんな中ついに第二回一斉投票企画の開催が決まります。ファイナルおぺレーション第1弾と題してタイトルは「ムーンゴールドタイム」に決まりました。千鶴さんの3曲目のソロ曲ムーンゴールドと19時開始のゴールデンタイムをかけたタイトル。スタンド名みたいでかっこよくて好き。29日の1000分クッキングと違い今回の一斉投票の目的はまずは伊織に追いつき順位や票を動かすことで対外へアピールするという点。そのため長時間ではなく3時間半という短時間での期間設定となりました。懸念としては全力での一斉投票ではないため他陣営から見たら千鶴陣営既に息切れしているのでは?とみられてしまうことでしたが、そこは小おブッパであることを企画告知やフライヤーなどでそれとなく触れていき、まだまだ終わらないよ!Coming Soon!とアピールしていこうという方針に決まりました。自分も”一歩先”を行くということを含めてフライヤーを作ったり、ムーンゴールドタイムにちなんで月の土地を買ったりして告知に注力していきました。#ムーンゴールドタイムでタグ検索すると素敵なフライヤーやイラストがでてきますので是非見てみてください。


1/12 19:00、一斉投票がはじまり最初の1時間で3万弱の票がはいり、21時時点で伊織を抜き、そのまま一斉投票後もじわじわと票を伸ばし続け最終的に3万5千差と一斉前の伊織との票差がそのまま逆転する形となりました。当初の目標だった2万差をつけるという目的は達成しましたが、twitterを追っていた限りでは結構な勢いでおブッパをされた方も多く見られまだまだ予断は許されないまま戦いは佳境へと突入していきます。


終盤戦(1/12~1/18)

ファイナルおぺレーション本格始動

1/12のムーンゴールドタイムと並行してディスコCCでは依然間断なく会議が続けられました。お題は「最後の一斉投票とそれに伴う一連のプロモーションをどうするか」。個人的にはこの期間が一番しんどかった覚えがあります。投票がはじまって3週間、2度の一斉投票を経てなお連日長時間の会議が展開され千鶴陣営にも疲労が見えてたように思います。
伊織側では以前に出ていた案の通り1月15日に一斉投票を行うことが決定。名称も「#とっておきのジョーカー」に決まり#水瀬館宝物庫と#これが私の女主人伊織様のタグで15日に向けての機運を高めていきました。伊織はそこから日々の積み重ねで差を縮め、1月15日とっておきのジョーカーで逆転、およそ5万~6万の票差が再び生まれます。
そして度重なる議論を経て千鶴陣営はファイナルおぺレーション第2.3弾、「セレブ仮面舞踏会」「二階堂千鶴をTopCelebに」の開催を決定します。

セレブ仮面舞踏会(1/16~1/17)

千鶴陣営が最後の一斉投票の前に行ったプロモーションがセレブ仮面舞踏会でした。正確なソースとなる数字はありませんが、千鶴陣営がここまで伊織と一進一退の攻防を続けてこられたのはCCの楽しさや千鶴P達のダイマに触れて応援票を投じてくれた人の割合がとても多かったことは間違いなく、それは千鶴陣営の共通認識でもあったと思います。そこで最後の一斉投票に向けた士気向上と今まで応援してくれた方への感謝を込めて、CCを館の舞踏会場に見立ててパーティーを開くことになりました。

一連のストーリーとして館の女主人千鶴さんが開催するパーティーに食材をゲットして皆で遊びに行こう!もちろん他陣営も歓迎!という内容。
食材を入手する為の診断メーカーを作ったりして、まずは16日の前夜祭では千鶴さんの魅力を存分に語りあうという内向けの会が始まりました。

セレブ仮面舞踏会鳥さん会場inUNIONAIR!!!!
▲食材ゲットの診断メーカー。全アイドルにまつわる衣装やアイテム、食材が入っている力作。

この16日の前夜祭が個人的には滅茶苦茶楽しかった。CCでひたすら千鶴さんの好きなところや楽曲、出会いにまつわるストーリーを延々語る会だったのですが、これが予想以上に楽しく、連日の会議やダイマ、伊織とのデッドヒートによるプレッシャーで疲弊しきった心身をリフレッシュさせてくれました。中にはそんな内向け企画やる意味があるのだろうか?という意見もありましたが、もうこれだけでも開催できてよかったなって。また前夜祭にもかかわらず何人かの他アイドル担当Pも顔を出してくれてなおかつ目視できただけで1000票程支援してくれた方々がいたのが滅茶苦茶嬉しかったです。

そしてセレブ仮面舞踏会当日の17日。最初は誰も来てくれなくてオフ会0人みたいな感じになったらどうしようとかなりガクブルだったのですが、蓋を開けてみればミリシタ以外にもモバマス担当Pやはては仮面ライダー等も越境して訪れてくれて、結果的に予定終了時間はるかにオーバーする盛況ぶりとなりました。17日は他アイドルの魅力や千鶴さんとの絡んだ時の相乗効果等を延々語る会で仮面舞踏会というより新年会のような雰囲気ではありましたが、結果多数の方にお越しいただき本当にうれしかったです。


二階堂千鶴をTopCelebに」(1/18~1/19)

1月18日

ついに迎えた天王山。二階堂千鶴一斉投票ファイナル「二階堂千鶴をTopCelebに」の開始と共にTC最大の戦いの火蓋が切って落とされました。
個人的にこのタイトルがめっちゃ好きで、最後の切り札は最初から手の内にあった的な、ポケモンでいうハナダの洞窟的な、なんて…なんて遠い回り道…的なイベント最初期から千鶴陣営の拠り所だったタグが最後の企画名になるというのが少年心くすぐりまくりでどストライクでした。
企画趣旨としては最後まで走りぬくのは大前提。まずは千鶴陣営で最初の1分と定時投票のタイミングで票を集中させ伊織に追いつき応援票を巻き込む盛り上がりを演出し最後までつなげる…要はTBの次女戦争を再現するというものでしたがまさか最終日にあんな事態になるとはこの時点でもまだ誰も予想してなかったと思います。
自分は19時ちょうどに残りの投票券100枚をを全てぶち込みました。まずは10時26分の定時投票で千鶴側が逆転し、千鶴744361票対伊織735792票で8569票の差で最終日へと突入します。

1月19日(TC最終日)

19日はもう、頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
そこまで日数経ってるわけでも無いのに正直この日は記憶が曖昧なんですが、まず伊織コンベでは家具達が人間に戻りました。家具が土壇場で人間、一伊織Pに戻るというのがかなりドラマチックでグッときた覚えがあります。19日午前3時半~4時で伊織に逆転されますがもうこの後はスクライド最終回カズマvs劉鳳ばりの館の女主人をかけた千鶴と伊織による殴り合いです。
少し目を離したすきに票差が逆転、1位になった瞬間をスクショしTwitterにあげようと思ったら既に逆転されていたりもう何が何だかわからない状況が終日続きます。もう自分は結果を見るのが怖くなって途中でランニング行って打ちっ放し行ってメンチカツ作ってスプラトゥーンやってました。別に諦めたわけではなくもうこれまでやれるだけのことは全てやり、種もまいた。あとは心身を落ち着かせて最後の戦いを見届けるだけだという心境だったのです。
そこからはもうひたすらTwitterにかじりついてダイマ、RT爆撃を繰り返し、TCで最も注目を集める激戦区となり両者の得票数がミリオンを超えます。
22時05分。伊織の定時投票デコちゃんキャンペーンの時間で伊織が千鶴さんをリードしました。この日初めて、万単位の差がつきました。正直ここで心が折れかけて泣きそうになったことは覚えています。
22時26分。千鶴側の定時投票で追いつき、逆転に次ぐ逆転返し、ご存知の通りのとんでもない状況になりました。もうこの時の心情は山王戦で試合が終わっていないのに走馬燈のように思い出が蘇るゴリの気分でまともな精神状態ではありませんでした。ディスコもCCもセーレーブ!セーレーブ!とセレブコールで埋め尽くされていた。

23時58分
ラスト1分で千鶴さんに2万票近い投票が入り、TC史上最大の戦いは幕を閉じました。


(最後の大量投票ですが一説によるととある千鶴ラウンジ40名による一斉投票との噂がありますが、真偽のほどは定かではありません。もしどなたかソースをご存知でしたら一報いただけると幸いです。)

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終結果。出典:ミリシタアイドル投票TCランキングBotより



▲館の女主人役を巡る一カ月の攻防。最終日の伸びがサスペンスホラーだろこれ。


まとめ・所感

長々と書きましたが、以上が私の視点から見た館の女主人役を巡る二階堂千鶴水瀬伊織による一カ月にわたる激闘の記録です。
まず19日があけて20日に目が覚めた瞬間、体が異常に軽かったことを覚えています。TC期間中ディスコ、Twitter、コンベ、5ch関連スレ等を終始チェックし時間があれば告知フライヤーやイラストを描いていました。ここまで胃がキリキリしたのは就活以来で本当に日常に支障をきたしまくるレベルでTCに没頭していました。

ここまで読んでくださった方ならわかると思うのですが、本当にギリギリのギリギリの綱を渡ってなんとか伊織に食らいついていたというのがわかると思います。それだけ水瀬伊織というアイドルは強かった。本っっっ当に強かった。そしてそれだけ沢山の人を惹きつけ魅力があるということもより知ることができました。

反省点も多くあります。特に千鶴さんに関してはダイマ資料が他アイドルに比べても少なかったように思えます。自分も企画の告知やフライヤーに終始してしまい「なぜ二階堂千鶴が館の女主人役にふさわしいか」ということを100%アピールしきれませんでした。

まだ2月中旬の最終結果発表まで結果はわかりません。ここまでの超接戦です。もしかしたら不正投票削除によって順位が入れ替わることも0とはいえません。(もしそうなったら泣いてミリシタを辞めるかもしれない)

多くの方が語る通りTCというシステムは賛否両論あります。期間中担当アイドルのダイマや魅力的なイラスト等が爆発的に増える代わりに多くの参加者に負担をかけることも否定できません。正直次もし投票イベントがあったとしてここまで頑張れるかはわかりません。実際燃え尽きましたし千鶴Pの中でも次は他アイドルを応援したいという声も沢山聴きます。

ですが今回のTCを通して言えることはここまで日常生活に支障をきたし心身共にボロボロになりながらも二階堂千鶴というアイドルを輝かせる為のプロデュースができている実感を持てたことに、これほどまでに興奮し、充実した日々はなかったということです。本当に、本当に白熱した楽しい1か月でした。TBの時何もできなったからこそより強くそう思います。

また今回のTC、純粋な二階堂千鶴担当Pだけの力だけでは絶対に勝てない戦いでした。多くの方の応援があったからこそ千鶴さんは館の女主人役を勝ち取れました。本当に感謝してもしつくせません。そして少しでも多くの方に千鶴さんの魅力が少しでも伝わってくれてたらこれほど嬉しいことはありません。

どうか今後とも二階堂千鶴というアイドルを、何卒、よろしくお願いいたします。